碧眼の天姫―刀の後継者
第四章.兆

君の隣



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千年と一緒に生きる事を決意してから数日。
家には帰らずに千年の家に居候していた。


「ねぇ千年…」


千年はベッドに横になって雑誌を読んでいる。
その隣にあたしは腰をかけた。


「んー?」


千年は雑誌から目を離してあたしを見上げた。


「あたし、やっぱり変わった…かな?」


あたしの問いに千年は笑う。


むう…失礼な奴。
人が真剣に質問してるのに…


「笑うな馬鹿!!」

―ボスッ

「ぐはっ!!」


千年の顔面に枕をたたき付けた。








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