Rain 2
笠井先生はお父さんより若い先生で、言われるがまま手術は始まることになった。



手慣れた感じでベテランぽい助手のナースがあたしの左腕に点滴の針を挿した。



その針を見ていると、次は点滴のチューブに別の針を挿していた。







次の瞬間、横にかかっていた点滴が一滴ずつあたしがつけられていたチューブの中に落ちていく。



麻酔きかんくて痛かったらどうしよ…もし痛かっ…




あたしはそう考えていた時、急にガクっと全身の力が抜けたのを覚えている。


手術中のことなんて当たり前ながら覚えているはずもなかった。
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