Rain 2
『あ…そんな謝らんとって下さい。あっじゃあ千春さんは?今日夜勤ですか?もし夜勤ならちょっと来てもらいたいんですけど』


『あぁ…一応夜勤だけど手が空いてるかは分からないから確認とってみるね』



そう言って看護婦さんは出て行った。




やけに静かだなぁ、ここ。

早く自分の病室戻りたい。


あたしは少し入院に慣れてきていたせいか自分の病室に愛着があった。





(コンコンッ)

しばらくすると千春さんが病室に入って来た。


ちょっとほっとした。





『どうしたの?知香ちゃん。大丈夫?』


『大丈夫ってゆうか…あたし何でこんなとこおるん?暴れたから?』


『うん…ちょっと体に異変があったから…』


『なんの異変?』


『それは…明日お父さんから話があると思うから』


『さっきも同じこと言われた。千春さんから聞いたって絶対言わんから教えて?今聞いても明日聞いても一緒やん』




あたしがそう言うと千春さんは少し黙ったあと、話し始めた…。
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