輝く星の下で
第1章

出逢い

近所のコンビニでアルバイトをしてる俺は
バイト帰りに道端で座りこんでいる女の子を見つけた。


女の子といっても十代後半あたりだろう

━━時刻は午前2時


こんな時間にこんな所でどうしたんだろう


「ねえ、君
こんな時間にどうした?」

見て見ぬ振りをして放っておけずに声をかけた。


ビクッとしてこっちを見た女の子は眉間に皺をよせた。


「いや、怪しいもんじゃないよ」


変質者と勘違いされたくない

苦笑いを浮かべ彼女の表情を伺う。


フーとため息をついた女の子は目線を地面に戻した


「…お腹減った」


お腹減った?

腹が減りすぎて歩けなくでもなったのか

「だったら早く家へ帰ったら?」


パッと再び目線をこちらに向けた


「帰る家なんてない」


少し大きな声を出して歩きはじめた


帰る家がない

家出少女か


「家出か?」


「捨てられたの」


捨て娘?

って捨て犬みたいに言ったら失礼か

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