*永遠愛*
その子は俺が声をかけた事にビックリしているようだ。


『いえ、ちょっと転んだだけなんで…大丈夫です!!』


大丈夫って…



「でも靴も履いてないし…足も引き摺ってんじゃん!!家どこ?近所?」


『○○町ですけど…』



「乗りなよ!!送ってくよ!!」


「いえ、結構です。ホントに大丈夫なんで!!」



「どぉ見たって大丈夫じゃないじゃん!!怪しい者じゃないから!!通り道だし。乗って乗って!!」


彼女は悩んでるようだった。そりゃそうだよな…
普通はいくら怪我してるとは言えいきなり声かけられてすんなり車に乗るような危険な事はしないだろう。
でも俺は怪我して困ってる女の子がいて、声までかけといて、放って行けるような人間じゃないんだな…


「しゃーない…」


俺はそう呟き、車を降りて彼女の元に近付いた。


「さぁ…」


俺は彼女の腕を肩に回した。
そして車に乗せた。
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