*永遠愛*
こんな急いでる時に限って一番高いヒールを履いてきてしまった。



『この靴じゃ走れない〜』

そう嘆きながらも小走りでバス停に向かうとちょうどバスが着いたとこだった。

『ハァ〜ハァ〜ぎりぎり間に合った〜!!』

そう言って私は一番後ろの席に座った。


そしてバスは15分くらい走り、私は降りた。


そこから歩いてすぐの路地裏にあるビルの2階が約束の貸衣装屋さん。


結構古くて誰も気付かなさそうな店なんだけど、これが意外と店内はオシャレで、置いてある着物や洋服も結構可愛いのが多いんだよね〜

いわゆる穴場ってやつ!?


そして私は店に入った!!



「いらっしゃい!!待ってたわよ〜」


『スイマセン!!寝坊しちゃって急いで来たから頭もボサボサで…』


「いいわよ!!どうせ今からセットするんだから!!」


そしてまずは着替え。


私はエンジで花柄の振り袖に黒とダークグリーンのグラデーションの袴を予約していた。


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