執事の恋人~召しませ。お嬢様~

~春華side~

私は下肢の異物感で、瞳を開けた。



遮光カーテンの隙間から溢れる朝の陽光は室内に細い一筋の光を差し込ませていた。



枕元に置かれた真新しいシーツ。



斗希が部屋に戻って来たコトを指し示す。



私は布団を捲って身体を起こした。



微睡んでいたけど、私は乱れた白いシーツの上に、付いた紅いシミで目が覚めた。



「おはようございます。お嬢様」






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