執事の恋人~召しませ。お嬢様~
今朝の斗希は何だか…悩ましげで…変だった。



私を教室まで送り届けると斗希はすぐさま踵を返して去ってしまった。



「おはよ~」



私のもう一人の友人、谷奈緒美(タニナオミ)が私に寄って来た。


彼女の父親は国土交通省勤務の官僚。



「春華知ってる??」


「何を!?」


「芝草先輩…あの美少女モデルのユメに告白されたって~」


美少女モデル・ユメ??



初めて聞く名前…



私の斗希にその女はコクってるの!?
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