執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「久しぶり…母さん」



「斗希・・・」

涙を潤ませて、二人は熱い抱擁を交わした。


10年ぶりに会う斗希のお母さん。
名前は千明さん。

10年の年月を感じさないくらい若く、美しく輝いていた。


開店前の店内のカウンター席に案内されて、斗希のお母さんは私たちにパスタをご馳走してくれた。




「「頂きます…」」



斗希と私は声を揃え、出来ての酸味のあるトマト味のムール貝やエビの入った魚介類のパスタを食べる。



「俺の好みで魚介類にしたけど、よかった?春華」


「うん」


「二人とも大きくなったわねー」


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