【実話】かげおくり~また君に恋をしたい~
夏休みも終わりかけの頃、小学生を連れて施設の近くにある公園に行った。


暑くて立ってるだけでも汗が出てくるのに、長縄を回せとせがまれる。


つーかさ、一応中3で受験生のはずなのに、何この差…。


受験する子たちは施設の手伝いは免除され勉強の時間。


私含めて受験しない3人…つまりいずちゃんともう1人は、毎日雑用を押し付けられていた。


小さな子は好きだった。


だから、こうやって遊ぶのは掃除させられるよりも全然楽しい。


…ただ、時間考えてほしいよね…。


入道雲の浮かぶ空を見上げると、太陽が真上にいてギラギラ熱を降り注いでいる。
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