割れた砂時計


『また家、来るだろ?』


「うん!……まあ、お正月だし、挨拶とかあるから、電話やメールはしばらくできないけれど……」


『わかってるよ、待ってる』






「じゃあ、またね!」












そう、笑顔で手を振りました。
泣いている俊には、気づきませんでした。


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