割れた砂時計


家に入ると、すぐケータイがなった。
2件のメール、


ひとつは、俊からのもの。


【ありがと。ずっと一緒だからな!大好きだよ】


なんだか、メールを打つ俊の姿を想像したら笑えた。
真っ赤になってるんだろうなあ、って。



すぐさまメールを返して、もう1件。



唯からだ。


【利樹から聞いたよ~おめでと♪
俊が利樹にメールしたらしくて、それがうちにもきたの!】


まあ、早いこっちゃ!
でも、俊らしいかもね。


心がほっかり穏やかになった。


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