千夜。


目が覚めると、泣いている母。


白い天井。


あの時、何が起きて、何故、ここに私がいるのか分からず放心状態。


でも、何故か涙が止めどなく溢れてくる。


頭では、理解できていなかったが、体はわかっていた。


私達が事故にあったと言うことを


「あ……あき…ら。明は?」


私の前に明の姿は見えなかった。


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