透明な水
光一朗は明日見が、薬の袋を見ていたのに気付いていた。


やっぱり、ガンセンターでチラッと見たのは、今日子だったのか。


だから、急にオレの目の前に現れたのか…

でも、理由なんてどうでも良かった。
明日見が現れて、また一緒に過ごせるだけで、嬉しかった。


ただ、来月の誕生日までオレは、元気でいられるのかなと、それだけが心配だった。
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