透明な水
光一朗は、明日見が仕事に行くと言って、正直ホッとしていた。

今日は、なんだか調子が悪い。

咳が出始めると、なかなか止まらない。

こんな姿を明日見に見せたくなかった。


食事も無理して食べた。
明日見に全てを話さなくてはいけないだろうか?
いや、話さなくてはいけない。初めて出会った時に、明日見には不思議な魅力があり、全てをさらけ出さなくては…と思ったのだ。


今夜、話そう。
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