透明な水
その日の夜、光ちゃんはきちんと食事が摂れた。

本当に良かった。と私は安堵した。


その後は、2人でバラエティー番組を観た。私は、そんなにテレビを観る方ではないけど、何も考えない時間が欲しかった。


私は、テレビを観ながら眠ってしまったらしい。毛布が掛けられていた。

顔を上げると光ちゃんが私を見ていた。


私は、ふざけて

「見とれてた?」

と聞いた。

光ちゃんは、真面目な顔をして

「あぁ。見とれてた。キレイだなぁと思って。」

私は、照れてフフッと笑った。

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