金髪執事と1つ屋根の下









「俺は受けとらねぇから


机に置いてあるのも全部捨てる」





「……っ」












冷たくそう吐き捨てると女はさっきまでの女達と同様去っていった。




……ウゼェ。






ため息をつきながらピンクの袋を見つめていると1つの袋が突然上に上がる。














「…ったく羨ましいぜ」












ピンクの袋を持ち上げたのは昔からの友達の直紀(なおき)だった。














「何が」





「こんなに沢山クッキーもらって羨ましいんだよ」





「どこが。ウゼェだけだろ」





「相変わらず…隼人はバカだな」





「あ?」









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