金髪執事と1つ屋根の下






涙を拭い顔を上げようとすると頭に乗っている隼人の手に押し返される。



何で!?










「隼人!!あたし、顔上げたいんだケド!!!」





「ぜってぇ上げさせねーから」




「へ?何で?」





「……………」








黙り込む隼人にあたしも口を閉じた。


目に入るのは机に乗った朝食逹。



早く食べないと冷めちゃうよ。











「隼人!!ご飯食べない?」





「は?」





「朝ごはん作ったの。よかったら…一緒に…食べよう?」





「わーったよ……てかお前目玉焼きしか作れねぇのか?」











ードキイッ






あたしの身体は一瞬にして冷や汗をかく。









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