海の星

出会い

ちさと遊ぶようになって、半年が過ぎた。

ちさとは、多くて週1、少なくても2週間はあけずに遊んでいた。

私はこの頃、昼間の仕事と、バイトを月に数回、そして、地元の友達と飲んだくれたり、温泉に行ったりと、それなりに忙しい生活をしていた。

だから、この頃彼氏がほしいなんて気持ち持ってなかったんだ。

いたらいたで、いいけど、別にいなくても困んないしなぁって。

周りにも彼氏もちの子が少なかったのもあるのかもしれない。男友達とも自由に遊べて、自由に自分の時間が作れて、それなりに充実していたんだ。


ちさは、そうでもなかったみたいで、よく寂しいってぼやいていたよね。

けど、この頃、自分の忙しさにかまけて、私は友達の話をきちんと聞いてなかったのかもしれない。


この時、ちさの話も、ほかの友達の話もきちんと聞いてあげれて、人の気持ちを考えれてたら、何か違った答えが出ていたのかもしれないなんて、いまさら後悔したって、何の意味もないね。
< 6 / 18 >

この作品をシェア

pagetop