最低王子と小悪魔女

「花那……」


 震えながら落ちたつぶやきに、あたしは胸が締め付けられる思いがした。


 花那、あたしだって信じたいよ。


 だからこそ、ちゃんと言葉で確かめないといけないんだ。
 くすぶってる不安は、そうじゃなきゃ消せないから。


「……わかった、ちょっと行って白黒ハッキリつけてくる」

「へっ?」

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