私と君が出逢った場所

『あ。圭太おはよう。』

「おはよ。って学校急がなくて言いの?」

『そ、そうだったー!!!圭太はいいの?』

「俺はいいのさ。なぜなら遅刻魔だから」

圭太は笑いながら私に言った。

でもやっぱりやばいと思ったのか圭太は少し「やばくね?」と言った。

「「いっそげ―――!!!!」」


―そして15分後―

「「ギリギリセーフ♪」」

「何々?仲良く幼馴染と登校ですか?」

亜子達はからかうように言った。

「俺の方が早かったし!」

(そこ争うとこなのか?)

私は少し疑問に思った。

(あ、今関根くんと目が合った気が…)


「早く席について下さーい!」

先生は少し高い声で言った。

私は関根くんに見とれていて戦線の声
に気づかなかった―――。

「松嶋さーん!早く席について下さい」

みんなの前で先生に言われてしまい教室が少しざわついた。


1時間目の授業なんか頭に入るわけでもなく、関根くんと目が合ったことに嬉し
すぎて1時間ボーっとしていた。


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