キライのちスキ


…でも、
この女があたしと水樹が昔から知り合いだって知ってるって事は…


やっぱり…
この女が言うとおり、

水樹が言ったの…?



「返してよ…あたしの水樹返してよぉぉ!!!!!!」



女は泣き叫ぶ…

ドアを叩きながら泣き叫ぶ…


「あんたさえ…いなければあんたさえ、いなきゃ…水樹は…あたしの…」


やめてよ…


「あたしのだった…」


やめて…


「水樹はあたしと別れないでいてくれた!!!!」


やめてってばぁ…


「あんたなんか…死ねばいいのに」


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