ポーカーフェイスとあまえんぼ
「疲れてるのに、わざわざ送ってくれてありがとね。」
「千里さんこそ、折角の日曜なのに、来てくれてありがとう。」
「じゃあ、ゆっくり休んでね。」
「はい。じゃあ。」
俺は、千里さんに背を向けて歩き出した。
今の俺、多分顔赤いな。
ガチャ……。
「……ただいま。」
「ぁ、お帰り。」
「よっ、葵!!」
玄関を開けると、丁度武志くんが帰るところだった。
「ぁ、武志くん……。」
俺は武志くんに頭を下げた。
「あ、葵、ちょっと今いいか?」
「?」
俺は武志くんについて外に出た。