あなたに好きと言いたくて






「僕の名前は...
如月瑠衣(キサラギルイ)です。」

「ふわぁー・・・
綺麗な名前ですねぇ...。」

「そんなことないですよ。
女の人の名前みたいで少し
はずかしいです。」

「そうですかねー?」

「はい。」


そういって

またくすくすと

笑っている。




瑠衣さん...。

瑠衣さんかぁ...。



「よければ下の名前で
呼んでもらってもいいですよ。」

「え?///
いいんですか?」



心のなか

よまれちゃったかな///



「はい。”綺麗な名前”と
ほめてくださったのは
はじめてなので。」

「そ、そうですか///」



1日でこんなに

進展があるなんて...///

掃除あってよかったぁ...///


綾ちゃんナイスッ♪


「あなたは...
佐倉優希さんですよね?」

「え?なんで
知ってるんですか??」

「本を返すときのバーコードを
よみとると名前がでるんですよ、
パソコンに。」

「そうですか。
知らなかったです。」


私は感心しながら

瑠衣さんの話にあいづちをうった。


私の存在に

気づいてくれていたことに

嬉しくて自然と笑顔になる。








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