愛してるんだよ。
『帰ろうか』



とカズが言って、教室を出ようとすると



『いつも不思議なんだけど、二人登下校いつも一緒じゃない?そんなに家近いの?』




と奏が聞いた。



本当に、何気なかったんだ…



二人暮らししている事は秘密にしておこうとカズと言っていたのに、その時の私は…迂闊にも



「いや、一緒に住んでるから」



とサラッと言ってしまった。



アッ!!と思った時はもう遅くて、教室中から



エェーッ!!!!!!!



と言う叫び声が聞こえた。



その声から逃げるように、カズと私は走った。



あぁ、今日が終了式だったらよかったのに。



そう思いながら…




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