はるかちゃんと 畳ヶ池の 河童
沈んだはずのほのかちゃんが、誰かに抱きかかえられているように、仰向きで水面に顔を出し、ゆっくりと岸に近づいてきました。

『・・・』
達也おじさんはゆっくり、優しく、ほのかちゃんを水面から抱き抱えました。

そのままゆっくりと、草むらに寝かして、ほのかちゃんの胸へ耳を当てました。

< 19 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop