はるかちゃんと 畳ヶ池の 河童
二人は一瞬顔を見合わせ…それから目を輝かせて、持っていたアミでその生き物を全力で捕まえよとしました。
『あ!ちょっと!やめさないぃ』
『ちょ!ちょと!まぁ・・・あ!?』
『やった♪捕まえた~♪』
アミの中でその生き物は、もぞもぞ動いています。
『こ、こら~!お前達わしはこの畳ヶ池に千三百年住んどる主だぞぉ!それをアミで捕まえる奴があるかぁ~!』もぞもぞ…
『はるちゃん…せん?なんとかって、あしたより前なの?』
『ほのちゃん、あしたじゃなくてきのうでしょう?よく解らないけど、あなたは可愛くないけど妖精さん?それとも神様ですか?』
はるかちゃんは、その生き物をアミから出してあげました。
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