【続編】長男のカゴ
しばらくして着いたのは洋風な家。



ホームパーティ…。



「善様、くれぐれもよろしくお願いします」

「わかった!!行ってくる」



車を降りて怜をエスコート開始。



ガチガチに堅い感じでもなくて一安心…。



「藤間様ですね?お待ちしておりました」

「お招きいただきありがとうございます」



案内された部屋には結構な数の若者。



どれもこれも金持ちばかりらしい。



目的の人間は知らないヤツらに囲まれていた。



「あの男が永瀬 弘樹」

「わかった」



ゆっくり歩いて俺を招待したヤツの元へ。



雷をバカにすんな。



「永瀬さん」

「あっ、君が藤間君?」

「初めまして。本日はお招きいただきありがとうございます。藤間 善と言います」

「永瀬です。一度お会いしてみたかったんで父にムリを言ってしまったんですよ」



まじめそうで俺には耐えられない。



友達になれる気がしない!!



まず俺は雷をバカにしたことを許しちゃいない!!



< 142 / 360 >

この作品をシェア

pagetop