【続編】長男のカゴ
紅茶の後、気を利かせた近野さんと結城さんがいなくなった。



善とベッドに座って抱きつく。



肉がない~!!



「くすぐったいって…」

「太らないでよ?あたしと違う感じがたまらな~い!!」

「あのさ、ヤバいことになるからやめてくれる?昨日の今日で俺だって我慢してるっつーか…」

「あっ、それは失礼」

「襲ってもいいならこのまま触っててもいいけど」



よくないっ!!



でもくっついていたい…。



善~…。



この名残惜しい感じ、好きだな~って実感しちゃうよ。



「怜の笑ってる顔、俺好き」

「ストレートは…恥ずかしいですが…」

「その照れた顔も好き~」

「もうやめてっ!!変な顔になるっ!!」

「あはっ!!すでになってる!!」



どうしたらいいの…。



善と離れることはやっぱり考えられない…。



もうずっとそばに置いといてよ?



「善?」

「ん?」

「好…き…だよ?」

「あぁぁぁぁ~…。もうムリ。いただきます」



ぬぁ!?



でも…やっぱり好き。



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