今度はあなたからプロポーズして









「村上さんももう少しで
 目を覚ますと思うわ。



 ご家族には連絡してあるから、
 もう直ぐ来ると思うわよ」






そう言うと、
看護士達は部屋を出て行った。







留美はベッドの脇の
パイプ椅子に腰掛けると、







(村上さん、
ちゃんと約束守ったんじゃない)








と、留美は心の中で囁いた。












< 134 / 202 >

この作品をシェア

pagetop