社長の溺愛



おかしすぎるんだ



声からしていつもの無機質でぶっきらぼうな感じがなかった



明らかになんかあったとわかる


《絶対なんかあったろ?》



《…………ねぇーよ》


《今の間はなんだよ》


《…………》




怪しい



怪しすぎる



まさかとは思うが…




《女か?》


《…………》




確定だな



秋也に女か…



《違ぇーよ……》



《………じゃあなんだよ》



認めればいいのに、と俺の中で確定している



《拾ったんだよ》


《女を?》


《…っ猫だよ!人間味なんてねぇんだよあいつには…!》



あいつって…猫って…



猫みたいな女なのか…


俺のなかでは確定しているので秋也の隠そうとしている行動は意味が無い




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