社長の溺愛
そんなこと言ってる場合ではないか…
「ちゅーは……慎…」
ぼそぼそとなにかを言っている翼の頭をぽんぽんと撫でてやる
「もう行くよ~」
「あぁ、じゃあまたな。優羽ちゃんも」
今まで秋也の後ろにいた優羽ちゃんに声をかけるとほんの数秒固まって
「はい」
としっかり聞こえる
それから急かす秋也と幸弘に半ば無理矢理だが退散させられてタクシーに乗り込んだ
その間俺が翼を離すわけなんかなくて
相変わらず抱っこのままだった