社長の溺愛
「それじゃあ…幸弘さんとか優羽のことは好き?」
コクン…
「俺のことも…?」
コクン…
慎さんと他のひとでは反応が違いすぎるよ翼…
「慎さんの好きと、俺の好きってさ、一緒なの?」
南月はなるべく近くに答えを転がして、早く気づけとばかりに言葉を繋げる
「好き…一緒…?」
だがしかし、そこはやっぱり翼なわけで意味がわからないと首を傾げる
こんなに可愛い姿を見れたことに希少価値を感じつつ…
苦笑いをつくる
「だからさ、慎さんに対する好きって気持ちは皆より大きい?少ない?」
柔らかく問いかけると「む~……」と上を向いて一生懸命に考える
慎のこととなると表情が豊かになることは誰しもが知っていること
仔猫ちゃんを飼い慣らすことができるのは慎だけのようだ
しばらくしてやっと言うことが決まったのか南月の瞳を見つめる翼
「大きい?少ない?」
再び同じ質問をする