また明日
「そんなに笑わないでよっ!」
「いーだろお前だって笑いまくったんだから!」
「永久着てたドレスどんなんよ?」
「ちょっ書くからノート貸してみ?」
「はいはい。」
私は交換ノートを手渡した。
「こんなん。」
永久は絵がすごくうまかった
プロ並みだった
機嫌が良いと
色鉛筆で色を付けて
その作品を
プレゼントしてくれた
私はそんな永久の
プレゼントが
大好きで
病室にかざってた
最近は入りきらなくなって
お母さんに家に
もって帰ってもらってた
「そんなんですか。」
「おまっ興味ないのかっ。」
そんなことで
ふざけてるうちに
看護婦さんが来る。
私はすばやくベットに
すべりこんで
永久だけ
出遅れた。
「永久君は…何してるの?」
看護婦さんの怖い声
「妄想です。」
バカ。
「そう。ずいぶんうるさいのね?」
「ごめんなさい…」
「いいのよ?こんどの血液検査のとき覚えてなさいね?」
「えっ痛くしないよね?」
「私が急に針を別のところに間違って刺しちゃわない限りね。」
看護婦さんがクスクス笑って
部屋から出て行く音がした
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