また明日
「じゃぁ交換ノートは由亜からねっ!」
そう言って永久はノートを差し出す。
「私からっ?なんか緊張するなぁ。」
そう言って私はノートを受け取った。
「自由でいいよ。提出明日ね!」
「先生かよ~。」
私たちは冗談を交わしながら午後を過ごす。
「でも永久ってさ。」
「ん?」
「彼女とかいないの?」
聞いちゃったー!!
「彼女かぁ。」
永久はそう言って上を見る。
「居るの?」
「考えた事もなかったなぁ。」
そう言っていたずらっぽく笑った。
「居た事もないの?」
「無いよ。」
「え~かっこいいのにぃ。」
言ってしまってから
後悔した……
「だろ?」
永久はそう言って鏡を見る。
「バカ。」
私はうしろからたたく。
「いてっ。」
「ナルシストがぁ!」
「ギャグだって。」
「彼女欲しいと思ったことは?」
私はいきなり真剣になって聞いた。
「あるよ。いつでも恋人募集中でーす。」
永久はそう言ってピースした。
その笑顔が
写真を撮りたいぐらい
素敵で……
眼が話せなくなったんだ。
「由亜は…?」
永久にイキナリ聞かれてびっくり。
「彼氏?」
「うん。」
「居ないよ。」
私はそう言って微笑んだ。
「マジ!?」
永久、びっくりしすぎ。
「マジ。」
「すっげ。俺今嬉しい。」
永久はそう言ってガッツポーズした。
「それは…どういう?」
私は顔が真っ赤…だったと思う。
「好きなんだ。」
永久が真剣に言ってる。
「付き合って欲しいんだ。由亜。」
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