僕等は野良猫


「お前なぁ‥」



庵は苦笑いしながら


僕を自分の肩に乗せた



「俺のとこに来るか?」


「いいの‥?」


「あぁ。俺も1人よりは、2人の方がいからな」



庵は僕を


肩に乗せたまま


歩き出した



「…野良。俺さ、お前に謝んないといけないことがある」


「知ってる。ずっと見てたから」


「……ごめんな‥裏切って…」


「ん。…僕も玖音も、怒ってないよ」



僕は庵の頬に


頭をくっつけた
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