僕等は野良猫




「なぁ‥浬音」



僕を抱き


端の方にいる庵が


僕に話しかける



「庵、どうしたの?」


「…大丈夫なのか?俺‥かなり不安なんだけど…」


「庵…それ、言っちゃダメだよ。僕も思ったけど…‥」



庵と僕は


顔を見合わせ


苦笑いした



「なーなー」


「はい‥って、あ、舞鬼(マキ)さん」



舞鬼さん


梨華屡の総長



「その猫。抱いたらダメか?」


「え、あ、大丈夫ですよ。どうぞ」



庵は


僕を差し出す




舞鬼さんは


スッゴく、優しく


僕を抱きかかえた



舞鬼さんは


見た目はワイルド系?だ



「へー、大人しいな」


「人馴れしてますから」


「可愛いな」



優しく優しく


僕を撫でてくれた

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