彼女は男の娘?!
プロローグ
秋が深まる11月某日


市立緑桜中学校 放課後



少女は担任から呼び出されていた。



そう…進路のことで。




「私立柊女学園高等部 定員160人
 
   

受験倍率…40倍?!」



少女は今年度の県内有名



私立高校の志願倍率表を




みて大きな声をあげた。




担任は腕を組んでため息をついた。




「あなたこれを見ても柊女一本にするつもり?」



「うぅ…」



少女は小さなうめき声をあげた。



”それくらいわかってる…今のままでは




絶対通らないってことも…




でも―――――――――――――――――――――――――"




少女は下にうつむいた。




すると担任は少女の前に他の私立高校のパンフレット見せた。


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