私たちの家
「……――――――…え?」
みんなは包帯がめくれて、傷や痣が丸見えになった私の腕に注目する。
みんなの表情は”信じられない”というような表情で、
優子ちゃんは顔を真っ青にしていた。
「な…なにこれ、こんなに……痣とか傷とか…いっぱい…――?」
「…、やばいよこれ、ていうか梅ちゃん…腕だけじゃなくて足も首も…」
―もちろん私の痣や傷は腕だけにあるものじゃない。
顔以外のありとあらゆるところにたくさんある。
そんな私の姿を見て優子ちゃんたちは頬をゆるめた。