すべては数直線の上に+詩集
そんなどん底に落ち込んだミサキの元にかかってきたのが、さっきの、あの奇妙な電話だった。

「明日は雨が降る…。」

ミサキはそう声に出してみた。

彼氏から連絡がこないこと…
奇妙な電話がきたこと…

何か関係があるのかな…?

ミサキは考えてみた。
しかし、どう考えてみても二つに繋がりがあるとは思えなかった。

翌日、あの男が電話で言ったように実際に雨が降り、ミサキの携帯を彼氏が鳴らすことになるのだが…

この時点ではミサキはまだその事を知らない。

ミサキは呟いた…。

「良い知らせは何もない…。」

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