すべては数直線の上に+詩集
そのことに対して、僕はひどく苛立ちを感じていますし、もし彼女が美しい花を咲かすことなく散ってしまうような事になれば、より強く苛立ちを感じるでしょう。
そして、その苛立ちをあなたと自分に対して向けることでしょう。

その苛立ちがどのような具体的な形を持って、僕を襲うことになるのか、今は想像がつかないです。

ただ、それは善きものではないでしょう。

人は誰もが助けを必要とします。
それはいけないことでしょうか?

あなたは彼女を粗悪な環境に放り出し、それでもなお、美しい花を咲かせることを期待している。

それを理解していらっしゃるのでしょうか?

粗悪な環境で花を咲かせることは、とても難しいし、また稀なことです。
暗くジメジメした闇の中では美しい花は咲かないと思います。

やがて春は来ます。

その時に、僕はどんな花を見ることになるでしょうか?

とても不安です。

今、彼女は悩み、苦しんでいるのでしょうか...?

僕には分かりません。

ただ彼女を想い、応援することしかできません。
それが僕を悩まし、苦しめます。

僕は来年の春が来る頃には、楽になれているでしょうか...。
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