シャイニング・ライト
 「その気の弱ささ。性格自体に弱いのがしみこんでんじゃないのか」ジャスティスは、馬鹿にしたように言う。

 「そう言われたってどうしようもないじゃないですか!?性格なんてコロコロ変わるものじゃないでしょう」

 「変わる変わらない以前に、元々の性格自体が弱いんじゃないかと言いたいんだ、俺は」

 「・・・どうせ弱い人間です・・・・・・・ジャスティスには分からないんだ、僕のつらさが」晃は泣き出しそうな声を出す。

 「苛められることか?ハッ、笑わせるね。逃げ腰が板についてきた奴には納得のいく答えだよ」ジャスティスは心から馬鹿にし

 たような笑い声を上げた。その笑い声に晃は敏感に反応し、「やめてください」と言葉を荒げた。

 「やめろだと、言われたくなければ少しはプライド位持てよ。女にまで嫌味言われて黙り込むなんて終わりだな。お前のプライド

 なんてミジンコの餌にもならんよ」ビシビシと、突き刺さる声でジャスティスが言う。「プライド位あるさ。僕は我慢してきた。じっと耐えてきたんだ。誰にも迷惑なんてかけちゃいない。親にだってね」

 「苛められた挙句、便所のタイルまで舐める奴がプライドを持ってるなんていえるのかね?」

 「・・・・・・」晃は何も言えなかった。僅かな沈黙を挟んで晃が口を開いた。「嫌な人だ、ジャスティスは。僕にどうしろというん

 です?」

 「強くなって欲しいのさ。身体じゃなく心をな」

 「・・・・・・」晃は黙ったまま鞄を肩にかけて、部屋のドアノブを回した。

 「忠告として受け取っておくよ。ジャスティス」と言って部屋を後にした。

 

 
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