真実を嘘だと言い聞かせた僕ら。




起こさないようにゆっくり立ち上がって、そーっとドアに近づく。


どうやら起こさずに部屋を出ることができ、階段を駆け降りて顔を洗おうと洗面所に向かった。


まだ頭はくらくらするけど、そんなことどうでもよかった。

顔に張り付いた"情けなさ"を洗い流そう。




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