旦那様はドクター

次に目が覚めたのは、彼方が帰って来てからだった。


「調子はどお?」

私の頭を撫でながら聞いてきた。
「大丈夫だよ。だいぶ楽になった」

彼方が撫でてくれるのが心地好くて、目をつぶると、

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