恋人は…最強ヤンキー

「俺は…本気で

彌嘉の事好きだよ」

「わかるよ…それぐらい」

「なんで今回…こんなことにっ…

なんで彌嘉なんだろうな…」

高嗣君の

鼻をすする音が聞こえる。

ほら…

彌嘉。

今の聞いた??

あの高嗣君が…

泣きながら告白したよ??

早く起きないと

かっこいい高嗣君

他の子にとられちゃうよ。

あたしは

彌嘉の温かい手を握った。

そうしたら

彌嘉の手が…

あたしの手を握り返した。

「み…か…??」

あたしの声かけに答えるように

さっきより力強く

あたしの手を握った。

「彌嘉!?…彌嘉!?」

「どうした!?架璃拿。」

「いま…彌嘉が…

あたしの手握ったの‼‼」
< 56 / 159 >

この作品をシェア

pagetop