維新なんてクソ食らえ後始末が大変でしょ、手代木の巻き
近くの客が彼らを見た。


「やばい仕事じゃないのか。

一体、どういう仕事なんだ」


「依頼を受けていろいろやるんですよ」


「まさか。昨日牢に入ったのもか」


「まあ、そんなところです。」


影山は酒を一口飲んだ。


「でも、組頭に会えて今度の仕事にメドがたちましたよ」


「組頭と呼ぶのは止めてくれ。

手代木で構わないよ」


「じゃ、手代木さん。

今度の仕事手伝ってくれませんか。

あの様子じゃ塾はもう続けられないでしょう」


手代木は黙った。
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