維新なんてクソ食らえ後始末が大変でしょ、手代木の巻き
手代木は息を呑んだ。


「ただ事ではないな。

誰の依頼なんだ」


「手伝ってくれるなら、そのうち合わせあげますよ。

で、どうします」


影山は詰め寄った。


「ちょっと、考えさせてくれ」


「報酬は」


そう言うと影山は指を2本出した。


手代木が動かないでいると、さらに指を立てて三本にした。


「3円か?」


「まさか、30円ではどうですか」


手代木は頭を縦にふった。


その後、二人は鳥羽伏見の後のことを話し、酔っ払った。


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