維新なんてクソ食らえ後始末が大変でしょ、手代木の巻き
手代木は見張りが去った後の部屋の扉を開けた。


中には奥に椅子に座った妹と3人の浪人がいた。


入って来た手代木を見て妹が叫んだ。


「お兄さま」


家具の陰にいた首藤が妹の脇に立ち命令した。


「そいつをやってしまえ」


浪人達は刀を抜いて手代木を取り囲んだ。


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