維新なんてクソ食らえ後始末が大変でしょ、手代木の巻き
周りが騒がしくなった。


官憲が屋敷に突入してきたようだ。


遠くの方から声がした。


「逃がすな。

一人残らず捕らえろ」


手代木は妹に肩を支えてもらいながら立ち上がった。


藤田が入って来た。


「手代木さん。

ご苦労さま。

おかげで、ここに入る理由ができた。

後の処理は、我々に任せてくれ。

それにしてもだいぶやられたな」


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