あなたとあたしの生きた証

海君はもう来ていた






｢ごめんね！遅れちゃって｣
｢いや全然。クラスのみんなにチョコ配ってるの見たから事情は知ってる｣







えぇ、あれ見られてたの






｢俺さ、藍が男子にチョコ渡しててすっげ――はらたったんだけど｣






そう言って顔を赤くしてしゃべり始めた





｢あたしね、新垣君が好きだよ、チョコだって持ってきたんだ｣






あいまいだったかな？でも、なんか言うことなくって